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ローカルを舞台に探求と実践をする越境型コミュニティ

KILTA(キルタ)とは、フィンランドの言葉で「つくる人のつながり」を指します。はじまりは岩手県陸前高田から。東日本大震災のあと、流されてしまった集会所を住民の皆さんとともに再建したコミュニティビルドの光景こそが私たちの原体験となっています。その後、2018年1月に財団を設立し、神奈川県横浜でシェア工房の運営をはじめました。

 

暮らしを自らつくれる人に溢れた街は、災害時でも心強い。

 

そんな想いを胸に、家具から空間までをともにつくる「DIT(Do it together)」をコンセプトに掲げ、つくれる人を全国各地に増やそうと、これまでワークショップのインストラクターの育成や、ともにつくるWSそのもののプロデュースを実践してきました。今では全国(秋田・神奈川・神戸・京都・富山・島根・山口)に想いを同じく活動できる仲間たちができ、互いのゆるやかなネットワークを大切にしながら、「ともにつくるワークショップ」を拡げています。

 

そんなKILTA(キルタ)ですが、コロナ禍での内省の時間を経て、2023年より第二創業と位置付けた新たな展開に舵を切りました。これまでのシェア工房を起点とする参加型リノベーションワークショップのプロデュースだけでなく、全国各地の日本のローカルを舞台に、地域資源を活かした新たな事業開発を、所属の壁を越えた社会人たちが手をとりあって挑戦する。そんな越境型コミュニティに変化しつつあります。

 

KILTAのウェブサイトでは、こうした全国各地の面白いプログラムを発信し、このコミュニティに参加する仲間たちを増やしていこうと思っています。

 

全国津々浦々に、熱い想いと優しい眼差しを持ち、未来を見つめながら奮闘する人々がいます。長い歴史のなかで先人が丁寧に紡いできた豊かな文化や伝統を、次の時代に託すべく新たな形へ進化させようとする挑戦。土地の記憶や風景をこどもたちの心に残す、新らしい学びの形づくりの挑戦。

 

今、ローカルは可能性とワクワクに満ちています。人を縛る立場や役職、常識や価値観。そういうものを手放し、混ざり合った先に生まれる希望と感動の物語を、ぜひ、ともにつくり、ともに味わえたら嬉しいです。

 

一般財団法人KILTA
メンバー 一同

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