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プログラム

国産大麻草の可能性に迫る旅。
三重で探求するはじまりの物語

複数プランあり(申込画面に記載)

※旅費宿泊費、食費は別途

日時 <明和町プレイフルジャーニー>

① 6月29日(土)13:00-17:00
・専門家、実践者、研究者によるレクチャー
(法律、技術、伝統、産業の4テーマ)
・国産大麻草の栽培畑の視察
・海外輸入の解繊機(かいせんき)の見学
・明和町関係者との意見交換
・現在の課題と各社の関わり方を整理する対話
*雨天の場合も開催。
*夜は懇親会を予定。

② 6月30日(日)10:00-12:30(任意参加)
斎宮歴史博物館 見学&昼食懇親
・大麻草の活用について触れられる博物館の見学
・平安時代の食事を偲ぶ「斎王弁当」付き*
*古代米、サメのたれの一夜干し、地元のとれたて野菜と魚の厳選の食材。


<その他のプログラム(任意参加:無料)>
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③ 6月29日(土)10:00-12:00
・オガラチップ製作デモンストレーション
・雨天の場合は中止。中止時は、当日の朝7時までに
公式X(https://x.com/hempinnovation)で連絡します。
場所 三重県明和町内各所
集合 場所:明和町インキュベーションセンター
住所:三重県多気郡明和町中村1272 -1 C棟
地図:Google マップ
備考:近鉄山田線「斎宮駅」から車で11分

*自家用車以外で来られる方は、送迎を検討しますので申込時にお知らせください。
定員 20名(最少催行人数5名)
持物 歩きやすい靴

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「大麻」という言葉にどんなイメージがあるかといえば、違法な薬物という悪いイメージが浮かぶのは「普通」だと思います。ですが、この植物にまつわる真実と歴史には奥深さがあります。

 

日本では、古来より大麻草を衣食住あらゆる場面で活用してきました。大麻草の茎の表面から取れる繊維は加工がしやすく、とても丈夫なため、衣服はもとより魚網、畳の縦糸、蚊帳、弓の弦など、丈夫な繊維が必要な場面では大麻の繊維を使うことは当たり前のことでした。また、麻の実(大麻の種子)は日常的に食べていましたし、繊維を剥いだ後の幹は建材(茅葺屋根の下地材)にするなど、まさに大麻草を余すことなく活用してきたんです。神社祭祀においても、精麻(大麻草の繊維を加工したもの)は祓具として利用され、今もなお欠かすことのできない大切な存在です。

 

それほどまでに日本の生活や伝統・神事に密着した農作物であった大麻草は、昭和29年には、全国に3万7000人もの栽培者がいたほど。

 

いわいる「マリファナ」などの薬物としての大麻には「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という多幸感を覚える作用のある麻薬成分が存在します。ですが、日本で古来より栽培されてきた国産大麻草には、このTHCが極めて少なかったと言われています。にもかかわらず、戦後にできた「大麻取締法」は、大麻草を品種かぎらず規制をし、マリファナと国産大麻草の同一視も進んでいった結果、誤解がひろがってしまいます。

 

現在では、栽培者は全国で30名を下回り、伝統神事用を主な用途として、毎年県からの栽培許可を取りながら、日本の伝統文化を守り続けてきたこれまでがあります。

 

潮目が変わりはじめたのは2019年。

 

大麻草の持つ薬効成分のCBD(カンナビジオール)が「てんかん」をはじめとする難病治療に有効だということが認められ、日本の法改正議論が始まったのです。そしてその議論は、医療用途にとどまらず、種はスーパーフード、繊維は強度と軽量化に優れることから高級車のボディ、木質部は石灰と水を混ぜて「ヘンプクリート」と呼ばれる建材等への利用が海外で広がっている現状を踏まえ、日本でも産業利用を可能とする大麻取締法の改正へむけた議論が活発になっていきます。

 

一方、国に先駆けて動きがあったのは三重県でした。2023年2月に三重県一見勝之知事が三重県定例議会において「国に先んじて、先手先手で様々に対応していきたい」と神事用だけでなく、大麻を活用した研究開発・産業利用に対して答弁をしたことをきっかけに、3月には三重県明和町が「大麻でGX(グリーントランスフォーメーション)」を宣言。公有地での大麻草の栽培を始め、2050年に温室効果ガス実質ゼロ「ゼロカーボンシティ」にむけて、大麻草がその削減に貢献できるよう産業利用へと動きだします。実は、EUの公式サイトでは「1haの大麻草は、9-15tのCO2を吸収する」とされており、UNCTAD(国連貿易開発会議)では「最もCO2を吸収する作物」と呼ばれている極めて脱炭素に貢献できる植物なんです。仮に日本の現在の耕作放棄地「約28万ha」に大麻草を植えたなら、年間で280万tのCO2削減に寄与できる脱炭素効果が発揮できることになります。

 

そのような背景のなかで、昨年秋の臨時国会で改正法案が提出されました。そして2023年12月。実に75年ぶりに「大麻取締法」が大きく変わり、これまでの「部位規制」から「成分規制」、つまり「THC」の含有量によっての規制への見直しが可決されたことから、産業利用にむけた扉が開かれることになったのです。

 

大麻草はコットンに比べると同じ面積あたりの生産量は2倍。水の消費は1/3でよく、虫がつきにくいため農薬が少なくて済むという栽培過程においても環境負荷の低いのが特徴。加えて、種・葉・花・茎などのすべての部位を利用できる「全草利用」が可能な植物です。

 

一方で、かつて「大麻取締法」ができてからの75年間、産業利用の研究は全く進んでこなかったために、国内のおける栽培や加工、サプライチェーンの構築など産業化への課題は山積みです。

 

そこで日本において、大麻草栽培の歴史や意義についての正確な情報発信を行い、素材の可能性を追求してきた「一般社団法人麻産業創造開発機構(略称:HIDO)」と、日本のローカルを舞台に実践と探求に取り組む越境型コミュニティ「一般財団法人KILTA」は、昨年度に産業用大麻の可能性を追求する企業参画研究会「ヘンプイノベーション研究会」を立ち上げました。

 

今回は、ヘンプイノベーション研究会のスタートとして、実際に三重県明和町を訪れ、実践者や研究者から栽培に関する話を伺うほか、人の身長程度に育った国産大麻草の栽培畑を視察。今後、日本において進むGXの実現にむけた脱炭素投資などを背景に、古くて新しい国産大麻草を活用した産業づくりの可能性を探求します。ぜひ素材や大麻草の産業利用に関心のある方は、まずは五感で体感しにいらしていただければ嬉しいです。

 

三重県明和町で皆様にお会いできることを心から楽しみにしております。

 


主催:HEMP HUB(一般社団法人麻産業創造開発機構)
共催:一般財団法人KILTA

POINT

明和町で国産大麻草に関わる実践者・研究者が集結

ボーダ

国産大麻草に関する正確な知識や情報を把握していただくことを目的に、法律、技術、伝統、産業の4テーマの最新情報を実践者や研究者から一気に紹介。参加するだけで基礎的な情報が抑えられます。詳細については、今後の研究会において、オンライン講義でさらに詳しく解説しますが、まずは一挙に全体像を掴んでいただけるレクチャーの場を持ちたいと思います。

国産大麻草の栽培畑を視察し、五感で体感

ボーダ

3月に種まきを終え、人の身長ほどに育った国産大麻草の一番良い状態を視察いただきます。いわいるマリファナになる品種との違いをはじめ、種・花・葉・茎までその全てが利用できる植物としての大麻草の可能性をご説明。どんな条件の土地が栽培に適しているかや栽培免許、栽培方法など、実際の実践者が案内しますので、ざっくばらんに聞いていただくことが可能です。

おがらチップの製作デモや歴史に触れる資料館

ボーダ

メインのプログラムである前後に任意参加のプログラムを実施。国産大麻草からつくるおがらチップの制作デモンストレーション(オガラをチップ状に破砕する機械での破砕見学)や、大麻草がどのように暮らしを支えてきたかがわかる斎宮歴史博物館の見学。平安時代の食事を偲ぶ斎王弁当「斎王の宝箱」の昼食まで楽しんでいただけます。

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